2017/06/07

妊婦に告ぐ:住んでる土地で産め(長文)

それでもドバイで産む決心をしたのには、ふか〜い、ふっか〜い理由が有るのです。

サァこれから妊娠したい女史よ、よく聞くのだ。

私がそれでもドバイで産む訳はズバリ





旦那を育てるため🔨


これだけ。



海外在住の私が妊婦で飛行機に乗れるのはまぁ30週くらいまで。
生んで子供のパスポートを取って飛行機に乗って帰ってくるのは産後2ヶ月すぎてからくらい。



ということは、ちょっと待てよ。
里帰り出産の期間は約5ヶ月なのだ。
つまりは5ヶ月間旦那と離れてる計算になる。


決して、愛する旦那と離れてどうのこうの、そんなロマンティックな話では無い。


ということは、臨月の妻が足の爪も切れへんとことか、
お風呂あがりにお腹が邪魔してパンツも履けへんこととか、
胎動が激しすぎて夜も寝られへんこととか、
足が浮腫んでパンパンになり、寝起きは必ずこむら返りが起こるとか、
脇とか首がどんどんホルモンの変化で真っ黒になって行くとことか、
肺が圧迫されてヒーヒー言いながら家事をする姿とか
そんなもの一切を見ずに。


旦那は生まれる瞬間の一番感動的なところだけを見て。


そのあとの夜中の1時間ごとの授乳とか、
おしめ交換とか、ご飯のあとのげっぷとか、
片時も目を話せない苦労とか、
産後の女性の体の辛さとか、
お股切られて歩くのもままならないところとか、
悪露が1ヶ月間出続けるところとか


そういうのを一切見ないことになる。
妻がいない5ヶ月は旦那はただのシングル男子に戻り、
夜な夜な飲み会、趣味、友達との時間を楽しむだけの5ヶ月になるのです。
ついでに口うるさい小姑も不在。
天国です。



女性は生んだ瞬間から現場監督になるのに比べて、
男性は、やる気だけある訳わかってないアルバイト初日みたいな感じで
その温度差で産後クライシスが起こるようです。



みなさん、怖いですか?
ホラー映画より怖いでしょう??
ちびりましたか?
私はそれ聞いた時に、なるほど〜と思いながら、ちょっとちびった。



日本でヌクヌクと、母や姉や友人の手を借りて、
産後赤ちゃんの生活リズムも完全に理解してから



サァドバイに帰ってきた〜!
旦那は家事育児手伝ってくれるかな〜〜!!


と、思うのが



大間違い。
旦那は妻が命懸けで生命を育んでた時に、シングルライフを一年の半分も自由に楽しんでいたのです。そ〜んな訳がない。

夢を見るな妊婦よ。
そしてそういう状況を作ってはならない。


旦那が悪いですか?
もたもたしてる旦那が悪者ですか?イライラしますか?



いや、事前にこういう情報を知ってる女史なら、
妊娠中に旦那を育てる。
子育ての前に旦那育て。
旦那育ては妊娠中からヨーイドンで始まるのです。
何も男史の悪口を言いたいのではない。
旦那が手伝ってくれないと愚痴をこぼす前に、女史がちゃんと先を見て賢く準備できることが沢山あるのです。



子は旦那の真横で生んですぐ旦那に渡す。
初日からオムツ交換、家事全般させる。
妊娠中に料理覚えさせて、米2合と味噌汁くらい作れるように仕上げとく。
ついでにお粥も。


産後100日しっかり養生しないと、とくに高齢出産の人たちは、
目の前に更年期障害が腕を広げてビッグスマイルで待ち構えているのです。
更年期障害の具体的な話は聞いたこと、ありますか?
高齢出産した人がそのすぐ後に更年期障害を迎えるの、ちゃんとわかってますか?
本当に笑えません。
お化けとかより全然怖いです。



産前産後の5ヶ月をヌクヌクと過ごし、その後地獄を見るか、
不便は有っても、我慢して受け入れて
同じ船に乗ってしまった旦那と一生懸命船を漕ぎ進めて
夫婦ではない、家族と言う単位を最初から、いや、始まる前から準備をしっかりするのか。


二択です皆さん。
サァどっちがあなたにとって体が楽ですか?



私は後者を選んだ。
私の船に今乗ってるのは、私の母でもなく、姉でもなく、
むふふなのです。
だから、もちろん周囲の方々から知恵や手助けはもらうにしても、
基本的には最初から最後まで、むふふと二人で船を漕ぐ覚悟です。


実家が近くに有ったらどんなに良かったやろうとか。
せめて日本国内に住んでたらどんなに楽やったやろうかとか。
いろいろ想像しましたけどね。


想像で飯は食えませんから。


里帰り出産は、国内ならどうか知りませんが、
海外のカップルの命取りにもなりかねません。



今日の講義は本当に役に立つ講義です皆さん。
メモしときましょうね。



それではまた👋





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